抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では特集「生活の伝熱」の一環として炭火焼きがおいしい理由に関連する炭火や赤外線の研究について紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)概要:炭火熱源の特徴を明らかにできれば,炭火以外の熱源で同様な効果をもつ加熱方法が工夫でき,簡便に炭火と同様の調理品ができると考えられることが研究動機,2)炭火および赤外線の加熱特性に関する研究:炭火の特性(炭火の表面温度,炭火からの赤外線分光放射強度),赤外線波長の食品表面への影響(ヒーターの単色放射率,寒天ゲル,でんぷんゲル,魚すり身の加熱60秒後の赤外線吸収による内部発熱量),熱流束一定下での炭火と他の熱源における食品の調理成績の比較(熱流計,ふく射伝熱量の割合,食品表面の焼き色(画像処理装置により測定したG値の平均値),鶏肉の官能検査結果(におい,焼き色,食感など),焙焼食品から発散する揮発性成分のガスクロマトグラフ-質量分析による分析結果(炭化水素類,アルコール類,アルデヒド類,ケトン類,ピラジン類など)。