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J-GLOBAL ID：200902263657749071   整理番号：09A1217719

冷凍化学の新展開 2.食品の品質を向上させる凍結中の化学変化の制御 2.2 シジミの凍結処理によるオルニチン含量の変化

Change in Free Ornithine Content of the Extract by Freeze Processing of the Brackish-water Bivalve Corbicula japonica

著者 (4件)： 内沢秀光 (青森県産技セ 工業総合研) ,  奈良岡哲志 (青森県産技セ) ,  松江一 (青森県保健大 大学院健康科学研究科) ,  小野伴忠 (岩手大 農)
資料名： 冷凍  (Refrigeration)
巻： 84  号： 985  ページ： 939-946  発行年： 2009年11月15日 
JST資料番号： G0176A  ISSN： 0034-3714  CODEN： RITOA8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 凍結処理におけるシジミの応答によるエキスの成分変化の一つとして,オルニチン含量の変化について述べる。凍結処理条件を変えて実験した結果,緩慢に処理する方が急速凍結よりもオルニチン含量が高くなることが分かった。20時間処理後のエキス抽出において,4°Cから-10°Cまで2°Cごとに温度を下げてオルニチン含量を比較した結果,-4°Cにおいてオルニチン含量が急増した。この実験中にシジミエキスを加水分解するとオルニチンが生成することを見出した。シジミエキスからのオルニチン含有物質の分離精製について述べた。オルニチン含量の増加は鮮度と無関係で,凍結処理によって生成することを明らかにしたが,-4°C処理によりオルニチン含量の増加とともにアコルビン含量は減少する。いずれを優先するかは今後の課題である。

シソーラス用語： *シジミ ,  エキス ,  凝固点 ,  加水分解 ,  トリペプチド ,  温度依存性 ,  凍結融解 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジアミン ,  第一アミン ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： 凍結温度 ,  凍結解凍

分類 (1件)： 微生物代謝産物の生産  (FK03020A)

物質索引 (1件)： オルニチン

引用文献 (19件)：

• 農林水産省大臣官房統計部編. 平成20年漁業・養殖生産統計. 2009
• UCHISAWA, H. Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry. 2004, 68, 6, 1228-1234
• COBB, B. F. Journal of Agricultural and Food Chemistry. 1974, 22, 6, 1052-1055
• 徳永俊夫. 東海区水産研究所報告. 1983, 110, 49-58
• AIDA, K. Proceedings of the 5th International Congress of Food Science and Technology, 1979. 1979, 278-284

タイトルに関連する用語 (9件)： 冷凍 ,  化学 ,  展開 ,  食品 ,  凍結 ,  化学変化 ,  シジミ ,  オルニチン ,  含量