特許
J-GLOBAL ID:200903002057594894

ビスフェノールAの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 鈴木 俊一郎 ,  牧村 浩次
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-040000
公開番号(公開出願番号):特開2009-196930
出願日: 2008年02月21日
公開日(公表日): 2009年09月03日
要約:
【課題】晶析および固液分離の操作を1回に減らしつつ、それでいて高品質(高純度)のビスフェノールAを効率的に製造する方法を提供すること。【解決手段】本発明のビスフェノールAの製造方法は、(1)フェノールとアセトンとを、特定の樹脂の存在下に反応させる工程、(2)得られた反応液から第一濃縮液を得る工程、(3)該第一濃縮液を冷却して第一晶析液を得る工程、(4)該第一晶析液をアダクト結晶と母液とに固液分離し、アダクト結晶を洗浄する工程および(5)該アダクト結晶からビスフェノールAを得る工程で構成される主工程と、(6)工程(4)で分離された母液から第二濃縮液を得る工程、(7)該第二濃縮液を冷却して第二晶析液を得る工程、(8)該第二晶析液をアダクト結晶と母液とに固液分離し、アダクト結晶を洗浄する工程、および(9)該アダクト結晶を、工程(2)または(3)に供給する工程で構成される副工程とを有する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
(1)フェノールとアセトンとを、含硫黄化合物で一部変性した強酸性陽イオン交換樹脂の存在下に反応させる工程、 (2)工程(1)で得られた反応液から、水と未反応のアセトンと未反応のフェノールの少なくとも一部とを除去して第一濃縮液を得る工程、 (3)該第一濃縮液を冷却してビスフェノールAとフェノールとのアダクト結晶を含む第一晶析液を得る工程、 (4)該第一晶析液を前記アダクト結晶と母液とに固液分離し、分離されたアダクト結晶を洗浄する工程および (5)工程(4)で分離・洗浄されたアダクト結晶からフェノールを除去してビスフェノールAを得る工程 で構成される主工程と、 (6)工程(4)で第一晶析液から分離された母液から、少なくとも一部のフェノールを除去して第二濃縮液を得る工程、 (7)該第二濃縮液を冷却してビスフェノールAとフェノールとのアダクト結晶を含む第二晶析液を得る工程、 (8)該第二晶析液をアダクト結晶と母液とに固液分離し、分離されたアダクト結晶を洗浄する工程、および (9)工程(8)で分離・洗浄されたアダクト結晶を、前記工程(2)または前記工程(3)に供給する工程 で構成される副工程とを有し、 前記工程(3)における第一濃縮液中の2-(2-ヒドロキシフェニル)-2-(4-ヒドロキシフェニル)プロパンの濃度を1.0wt%以下とすることを特徴とするビスフェノールAの製造方法。
IPC (3件):
C07C 37/20 ,  C07C 37/84 ,  C07C 39/16
FI (3件):
C07C37/20 ,  C07C37/84 ,  C07C39/16
Fターム (14件):
4H006AA02 ,  4H006AC25 ,  4H006AD15 ,  4H006BA51 ,  4H006BA53 ,  4H006BA72 ,  4H006BC10 ,  4H006BC18 ,  4H006BD31 ,  4H006DA64 ,  4H006FC52 ,  4H006FE13 ,  4H039CA41 ,  4H039CL25
引用特許:
出願人引用 (17件)
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審査官引用 (17件)
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