特許
J-GLOBAL ID:200903051825910521
缶胴用アルミニウム合金硬質板の製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
豊田 武久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-304245
公開番号(公開出願番号):特開2005-076041
出願日: 2003年08月28日
公開日(公表日): 2005年03月24日
要約:
【課題】 DI缶胴用材料として、強度、低耳率、しごき性、フランジ成形性のバランスに優れたものを低コストで得る方法を提供する。【解決手段】 Al-Mg-Mn系合金の鋳塊に均質化処理後、熱延を行なうにあたり、開始温度350〜590°C、圧延板と接触する圧延ロール表面温度の幅方向のばらつき100°C以下、板厚50mmから上がり板厚までにおいて、材料温度280〜450°C、圧延方向およびその直交方向の材料温度変動幅100°C以下、熱延上がり材料温度280〜350°C、上がり板厚1.5〜2.8mm、室温までの冷却速度100°C/時間以下とし、その後中間焼鈍を施すことなく65%以上の冷間圧延を施す。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
Mg0.5〜2.0%(mass%、以下同じ)、Mn0.5〜2.0%、Fe0.1〜0.7%、Si0.05〜0.5%を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなるアルミニウム合金を素材とし、その素材アルミニウム合金を鋳造した後、520〜630°Cの範囲内の温度で1時間以上保持する均質化処理を行ない、次いで熱間圧延を行なうにあたり、
(1) 熱間圧延開始温度を350〜590°Cの範囲内とし、
(2) 熱間圧延中における圧延板との接触部分の圧延ロールの表面温度について、板幅方向中央と端部との温度差を100°C以下に保持し、
(3) 熱間圧延中における各パスにおいて圧延方向および圧延方向に対し直交する方向の材料の温度変動幅をそれぞれ100°C以下に制御し、
(4) 熱間圧延中における板厚50mmから上がり板厚までの段階の圧延板材料温度を450〜280°Cの範囲内に制御し、
(5) 熱間圧延上がりの材料温度を280〜350°Cの範囲内とし、
(6) 熱間圧延上がり板厚を1.5〜2.8mmの範囲内とし、
(7) 熱間圧延上がりの280〜350°Cの範囲内の温度から100°Cまでの平均冷却速度を100°C/時間以下に制御し、
以上の(1)〜(7)によって熱間圧延を行なって室温まで冷却し、耐力が120MPa以下の熱間圧延板を得、
さらに中間焼鈍を施すことなく、65%以上の圧延率で冷間圧延を施すことを特徴とする、缶胴用アルミニウム合金硬質板の製造方法。
IPC (3件):
C22F1/04
, C22C21/00
, C22C21/06
FI (3件):
C22F1/04 C
, C22C21/00 L
, C22C21/06
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (11件)
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