特許
J-GLOBAL ID:200903071505470435
画像認識装置、画像認識方法及びプログラム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
橋爪 健
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-046447
公開番号(公開出願番号):特開2005-235089
出願日: 2004年02月23日
公開日(公表日): 2005年09月02日
要約:
【課題】 粗い解像度レベルでの探索に使うマッチング候補を間引くことにより大幅に効率化を実現する。この間引くことによる候補漏れを防ぐために、詳細なベクトルで、新たに探索領域を再構成することで、大幅な探索時間の削減を得ると同時に、正しくマッチングが行えるようにする。【解決手段】 画像認識を行う上で画像を圧縮して、詳細な差異情報を捨てて、粗い解像度の画像を作り、粗いテンプレート画像を用いて画像のマッチング処理を行い、探索領域を設定する。この探索領域の範囲内でより詳細な画像と同じ詳細のテンプレ-トで画像のマッチング処理を行い、さらに探索領域を設定していく事で、探索領域を狭めていく。最終的に、入力画像の解像度でマッチングを行う。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
異なる分解能で画像のテンプレート・マッチングを行い、粗い分解能から密な分解能へマッチングの対象領域を絞り込む画像認識装置において、
入力画像である密な分解能の第n層入力パターンと、第n層入力パターンを多段階に粗い分解能へ圧縮した第n-1〜0層入力パターンと、各層の入力パターンと同一の分解能のテンプレートである第n〜0層特徴パターンとを記憶した記憶部と、
前記記憶部からデータを読み取り及び前記記憶部にデータを書き込み、テンプレート・マッチングを実行する処理部と
を備え、
前記処理部は、第0層入力パターン及び第0層特徴パターンを前記記憶部から読みとる手段と、
前記処理部は、第0層入力パターン及び第0層特徴パターンとの照合を行うための、両パターンが一番一致する領域である注視領域の第0層注視領域FD0を記憶部から読み出して設定する手段と、
前記処理部は、レベルの異なる層に注視領域を送るときに分解能の差異に応じた大きさを計算することで第0層注視領域FD0に対応する仮の第1層注視領域FD1を求めるための逆注視処理を実行し、第1層注視領域FD1を前記記憶部に記憶する手段と、
前記処理部は、再帰的に層レベルj=1からj=nまでテンプレート・マッチング処理を実行する手段であって、
前記処理部は、前記記憶部から第j層入力パターン及び第j層特徴パターンを読みとる手段と、
前記処理部は、第j層での探索範囲として仮の第j層注視領域FDjを前記記憶部から読みとり、設定する手段と、
前記処理部は、第j層入力パターンの仮の注視領域FDj内で、第j層特徴パターンを走査して両パターンが最も一致する場所を探索し、その場所に基づき第j層特徴パターンを含む所定範囲の領域を第j層注視領域FDjとして定め、該注視領域を定める情報を前記記憶部に記憶する手段と、
前記処理部は、第j層と第j+1層の分解能の差異に応じた大きさを計算することで、注視領域FDjを第j+1層に逆写像して仮の第j+1層注視領域FDj+1を求めるための逆注視処理を実行し、該仮の注視領域を定める情報を前記記憶部に記憶する手段と、
前記処理部は、再帰的に照合を行い層レベルjを増加させて第n層まで進めるようにした
前記テンプレート・マッチングを実行する手段と、
前記処理部は、特定されたマッチングした領域を定める情報を表示部に表示及び/又は出力部により出力する手段と、
を含む画像認識装置。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (5件):
5L096FA26
, 5L096FA34
, 5L096HA08
, 5L096JA09
, 5L096JA14
引用特許:
出願人引用 (1件)
審査官引用 (8件)
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引用文献:
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