特許
J-GLOBAL ID:200903077278992347

バルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大岩 増雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-035504
公開番号(公開出願番号):特開2001-227311
出願日: 2000年02月14日
公開日(公表日): 2001年08月24日
要約:
【要約】【課題】 従来のバルブタイミング調整装置は、ロックピンを付勢するスプリングの力F2を、ロック解除油圧力F1より小さくしておかなければ解除できない(即ち F2<F1)。このため、スプリングによる嵌入の速度が遅い、引っ掛かって嵌入しない場合があるなどのトラブルが生じるという問題があった。【解決手段】 ロックピン133の移動方向が回転軸の軸方向と平行でない構成のバルブタイミング調整装置において、ロックピン133のロック解除油圧力をF1、スプリング36の付勢力をF2、アイドル回転速度においてロックピン133に働く遠心力をF3、とするとき、(F1+F3)>F2>F1 と設定することにより、従来よりもスプリング36の付勢力を大きくすることができ、嵌入速度が早くなり、又、引っ掛かるなどのトラブルが解消できる。
請求項(抜粋):
内燃機関のカムシャフトの外周に回転可能に装着され、前記内燃機関のクランクシャフトからタイミングチェーンにより同期駆動され、複数のシューによって区切られた複数の流体室を有するスプロケットと、前記スプロケットの内部で前記カムシャフトに固定されて、前記複数の流体室をそれぞれ第1室と第2室とに区画する複数のベーンを有するロータと、前記第1室へ流体を供給する第1の流体通路と、前記第2室へ流体を供給する第2の流体通路と、前記第1室又は前記第1の流体通路又は前記第2室又は前記第2の流体通路のいずれかと連通する第3の流体通路と、前記スプロケットに、その半径方向に沿って設けられ、内部にスプリングを有する貫通孔と、前記ロータに設けられた係止穴と、前記貫通孔内に摺動自在に配置され、前記スプリングにより前記係止穴方向へ付勢されて前記スプロケットと前記ロータとが所定の位相となったとき、一部が前記係止穴に係合して、前記スプロケットと前記ロータとの相対回転を拘束するとともに、前記第3の流体通路の流体圧を受ける受圧面を有し、前記第3の流体通路の流体圧によって前記係止穴への係合を解除するロックピンとを含む位相保持機構とを有するバルブタイミング調整装置において、前記スプリングの付勢力を、前記スプロケットと前記ロータとの間に相対回転が生じる時の前記第3の流体通路の流体圧が前記ロックピンに作用して生じる受圧力よりも大きく、且つ、前記スプロケットと前記ロータとの間に相対回転が生じる時の前記第3の流体通路の流体圧が前記ロックピンに作用して生じる受圧力に、前記内燃機関の回転速度がアイドル回転速度であるときに前記ロックピンに働く遠心力を加えたものより小さく設定したことを特徴とするバルブタイミング調整装置。
IPC (2件):
F01L 1/34 ,  F02D 13/02
FI (2件):
F01L 1/34 E ,  F02D 13/02 H
Fターム (26件):
3G018AB02 ,  3G018BA33 ,  3G018CA18 ,  3G018DA20 ,  3G018DA24 ,  3G018DA56 ,  3G018DA57 ,  3G018DA68 ,  3G018DA70 ,  3G018DA73 ,  3G018DA74 ,  3G018EA12 ,  3G018GA02 ,  3G018GA23 ,  3G092AA11 ,  3G092DA10 ,  3G092DF04 ,  3G092DF09 ,  3G092DG02 ,  3G092DG05 ,  3G092EA26 ,  3G092EA27 ,  3G092FA11 ,  3G092FA25 ,  3G092GA04 ,  3G092HE01Z
引用特許:
審査官引用 (11件)
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