特許
J-GLOBAL ID:201003087186639949

調圧リザーバ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 伊藤 洋二 ,  三浦 高広 ,  水野 史博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-130425
公開番号(公開出願番号):特開2010-076747
出願日: 2009年05月29日
公開日(公表日): 2010年04月08日
要約:
【課題】常用ブレーキ時に弁部を閉弁化してブレーキ液が不要に消費されることを防止できると共に、ブレーキ液圧制御時に吸入径を拡大して応答性を向上させる。【解決手段】常用ブレーキ時にはリザーバ室20C内と背室40b内との間の差圧によるカップ233の変形がないため、小径油路211bと大径油路216aの双方が閉状態になる。このため、常用ブレーキ時に弁部を閉弁化でき、不要にブレーキ液が消費されることを防止できる。また、調圧時には、上記差圧によってカップ233が変形し、シャフト231が移動させられることで突起部231aにてボール弁212が移動させられ、小径油路211bのみが開状態になる。そして、ポンプ自吸時には、シャフト231がバルブ211を押し上げ、大径油路216aが開状態になることで、吸入径を拡大することができ、ブレーキ液圧制御時のポンプ加圧応答性を向上させることが可能となる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
ハウジング(40)と、 前記ハウジングに備えられ、ブレーキ操作部材(1)の操作に基づいてブレーキ液圧を発生させるブレーキ液圧発生手段(1〜3)と車輪に対して制動力を発生させる車輪制動力発生手段(4、5)とを繋ぐ主管路(A)からブレーキ液を流出させる流出管路(B、C)、および、前記ブレーキ液圧発生手段からの前記ブレーキ液圧が流入する流入管路(D)と、 前記ハウジングに形成されていると共に、前記流出管路および前記流入管路に接続され、ブレーキ液の貯留を行うと共にこの貯留したブレーキ液を吸引するポンプ(10)の吸入口が接続されるリザーバ室(20C)と、 前記リザーバ室を前記流入管路に接続させる第1リザーバ孔(20A)と、 前記リザーバ室を前記流出管路に接続させる第2リザーバ孔(20B)と、 前記第1リザーバ孔に備えられ、前記流入管路から前記リザーバ室に対してブレーキ液を流動させる第1油路(211b)と、第1弁体(211)と、前記第1油路を遮断する第2弁体(212)と、前記第1油路よりも大きな通路面積を有し前記第1弁体にて遮断される第2油路(216a)が形成されたシートバルブ(216)とを有する弁部(21)と、 前記リザーバ室の容積を可変とするピストン(221)と、前記ピストンを挟んで前記リザーバ室の反対側に配置されることで前記リザーバ室の容積を減少させる方向に前記ピストンを付勢するスプリング(223)とを有したピストン部(22)と、 前記リザーバ室内と前記ピストンを挟んで前記リザーバ室の反対側に位置する背室(40b)内との間の差圧に基づいて変位することにより、前記第1弁体までの距離を変化させる可動部(232、233、25)と、 前記可動部の変位に伴って移動することにより前記第2弁体を移動させ前記第1油路を連通させる突起部(231a)と、前記突起部にて前記第2弁体を移動させてから前記第1弁体を移動させることで前記第2油路を連通させるシャフト(231)と、を備え、 前記ポンプの非作動時には前記可動部が変位せず前記突起部が前記第2弁体から離れた位置にあることで該第2弁体にて前記第1油路を遮断し、前記ブレーキ液圧発生手段にブレーキ液圧が発生しているときに前記ポンプを作動させるときには前記可動部が変位して前記突起部が前記第2弁体を移動させることで前記リザーバ室内と前記第1リザーバ孔内のブレーキ液圧の差圧を調圧し、前記ブレーキ液圧発生手段にブレーキ液圧が発生していないときに前記ポンプを作動させるときには前記可動部がさらに大きく変位して前記シャフトが前記第1弁体を移動させることで前記第2油路を連通させることを特徴とする調圧リザーバ。
IPC (1件):
B60T 8/48
FI (1件):
B60T8/48
Fターム (11件):
3D246GB01 ,  3D246GB02 ,  3D246GB04 ,  3D246GC14 ,  3D246LA02Z ,  3D246LA04Z ,  3D246LA06Z ,  3D246LA15Z ,  3D246LA33Z ,  3D246LA52Z ,  3D246LA61A
引用特許:
出願人引用 (13件)
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審査官引用 (13件)
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