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J-GLOBAL ID:200902217114386104   整理番号:09A0100570

金属電極とハフニウム系高誘電率ゲート絶縁膜界面の実効仕事関数変調機構

Mechanisms of Effective Work Function Modulation of Metal/Hf-based High-k Gate Stacks
著者 (7件):
資料名:
巻: 108  号: 335(SDM2008 184-195)  ページ: 21-25  発行年: 2008年11月28日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ハフニウム系高誘電率ゲート絶縁膜上の金属電極の実効仕事関数変調現象を,キャパシタ試料の電気特性ならびにX線光電子分光(XPS)を利用した界面ダイポール観測から評価した。高温熱処理や還元処置によってキャパシタ試料のフラットバンド電圧は負バイアス方向にシフトした。XPS測定から高誘電率絶縁膜中の酸素空孔に起因した界面ダイポールが形成され,金属電極の実効仕事関数が変調されていることが明らかとなった。また,この界面ダイポール形成では,絶縁膜中の酸素空孔起因の欠陥準位から高仕事関数電極側への電子移動に伴うエネルギー利得が,酸素空孔の生成を促進していることを示した。一方,表面清浄化を施した高誘電率絶縁膜上にAu電極を形成した場合,正方向へのフラットバンドシフトを観測し,XPS測定でも先の酸素空孔生成の場合とは逆方向の界面ダイポールの形成を確認した。この現象は,白石らによって提案されているAu/HfSiON界面でのAu-Hf軌道混成に伴う電荷移動によって逆方向の界面ダイポールが生じたためであると理解できる。さらに,軌道混成で生じた界面ダイポールの安定性を評価した結果,真空中やドライ雰囲気中で安定であるのに対し,大気中などのウエットな環境では,界面ダイポールが徐々に解放される現象を見出した。(著者抄録)
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分類 (2件):
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金属-絶縁体-半導体構造  ,  その他の無機化合物の薄膜 
引用文献 (6件):
  • HOBBS, C. Tech. Digest VLSI Tech., 2003. 2003, 9
  • CARTIER, E. Tech. Digest VLSI Tech., 2005. 2005, 230
  • KOYAMA, M. Tech. Digest IEDM, 2004. 2004, 499
  • SHIRAISHI, K. Jpn. J. Appl. Phys. 2004, 43, L1413
  • SHIRAISHI, K. Tech. Digest IEDM, 2005. 2005, 43
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