特許
J-GLOBAL ID:200903051825023720

一方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 杉村 興作 ,  藤谷 史朗 ,  来間 清志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-074916
公開番号(公開出願番号):特開2007-247022
出願日: 2006年03月17日
公開日(公表日): 2007年09月27日
要約:
【課題】コイルの全幅、全長にわたり欠陥のない均一で密着性に優れたフォルステライト質絶縁被膜を有し、かつ磁気特性にも優れた方向性電磁鋼板を、低コストで提供する。【解決手段】インヒビターレス法により一方向性電磁鋼板を製造するに際し、成分として特にSb:0.035〜0.30%,Mn:{0.04+Sb(%)}%以上 0.50%以下を含有させ、焼鈍分離剤の主剤であるマグネシアとして、不純物であるCl濃度:0.01〜0.05%、CAA40%値:40〜90秒で、かつその水和水分量が1.0mass% 3.0mass%以下のものを用い、かつ焼鈍分離剤中に、マグネシア:100質量部に対して、Ti化合物をTi換算で0.3〜8質量部含有させ、さらに二次再結晶焼鈍の昇温過程において、800°C以上 900°C以下の滞留時間を40時間以上 150時間以下とする。【選択図】図3
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.01〜0.10%,Si:2.5〜4.5%,酸可溶性Al:40ppm以上 100ppm未満,N:30ppm以上 60ppm未満,Sb:0.035〜0.30%,Mn:{0.04+Sb(%)}%以上 0.50%以下および(S+0.405Se):50ppm未満を含有し、残部はFeおよび不可避的不純物の組成になるけい素鋼スラブを、1250°C以下の温度で加熱後、熱間圧延し、必要に応じて熱延板焼鈍を施したのち、1回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を行い、ついで脱炭・一次再結晶焼鈍後、マグネシアを主剤とする焼鈍分離剤を水でスラリー状にして鋼板表面に塗布したのち、二次再結晶焼鈍および純化焼鈍からなる最終仕上げ焼鈍を施す一連の工程によって一方向性電磁鋼板を製造するに当たり、 a)焼鈍分離剤の主剤であるマグネシアとして、その粉体特性が、不純物であるClの濃度:0.01〜0.05%、CAA40%値:40〜90秒である粉体を選択し、この粉体をスラリー状にして塗布、乾燥させた後のマグネシアの水和水分量が1.0mass% 3.0mass%以下になるように水和させた焼鈍分離剤を、一次再結晶板の表面に塗布、乾燥させる、 b) 焼鈍分離剤中に、マグネシア:100質量部に対して、Ti化合物をTi換算で0.3〜8質量部含有させる、 c) 二次再結晶焼鈍の昇温過程において、800°C以上 900°C以下の滞留時間を40時間以上 150時間以下とする ことを特徴とする一方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/12 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/60 ,  C23C 22/00
FI (5件):
C21D8/12 C ,  C21D9/46 501B ,  C22C38/00 303U ,  C22C38/60 ,  C23C22/00 A
Fターム (36件):
4K026AA03 ,  4K026AA22 ,  4K026BA02 ,  4K026BB10 ,  4K026CA16 ,  4K026CA18 ,  4K026DA02 ,  4K026DA11 ,  4K026EB11 ,  4K033AA02 ,  4K033CA02 ,  4K033CA03 ,  4K033CA04 ,  4K033CA07 ,  4K033CA08 ,  4K033CA09 ,  4K033CA10 ,  4K033DA02 ,  4K033FA01 ,  4K033FA13 ,  4K033FA14 ,  4K033HA02 ,  4K033HA03 ,  4K033JA01 ,  4K033JA04 ,  4K033LA01 ,  4K033LA02 ,  4K033NA01 ,  4K033NA02 ,  4K033PA04 ,  4K033RA04 ,  4K033SA02 ,  4K033SA03 ,  4K033TA01 ,  4K033TA02 ,  4K033TA03
引用特許:
出願人引用 (19件)
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審査官引用 (4件)
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