特許
J-GLOBAL ID:201103020924269876

車両運動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 伊藤 洋二 ,  三浦 高広 ,  水野 史博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-227194
公開番号(公開出願番号):特開2011-073575
出願日: 2009年09月30日
公開日(公表日): 2011年04月14日
要約:
【課題】スプリット路面での車両の不安定性を応答性良く改善でき、ドライバによる修正操舵の振幅を一定範囲内に維持して行えるようにする。【解決手段】ABS制御の制御モードとして増圧モードが設定されているときに、スプリット制御として、車両の安定性の指標となる舵角偏差driftvalueの絶対値|driftvalue|の大きさに基づいて、高μ路側の前輪に対するABS制御における増圧制御の増圧勾配に制限をかける。これにより、舵角偏差driftvalueに応じて応答性良く高μ路側の車輪の制動力の増加勾配を抑制できる。このため、左右輪間での制動力差を抑制することが可能になり、これに起因するヨーモーメントを抑制できると共に、スプリット路面での車両の不安定性を応答性良く改善できる。また、ヨーモーメントを打ち消すようなドライバによる修正操舵も軽減することができ、ドライバによる修正操舵の振幅を一定範囲内に維持して行うことが可能となる。【選択図】図6
請求項(抜粋):
車両の制動中に、4輪(FL、FR、RL、RR)のいずれかに所定のアンチスキッド開始条件が成立したときに、各車輪のスリップ率に基づいて減圧モードと増圧モードを含む制御モードを設定し、設定された制御モードに基づいて、ホイールシリンダ圧の減圧を行う減圧制御や増圧を行う増圧制御を含むアンチスキッド制御を実行する車両運動制御装置であって、 前記車両の舵角偏差(driftvalue)を演算する舵角偏差演算手段(110)と、 前記4輪のうちの左側輪(FL、RL)の走行路面および右側輪(FR、RR)の走行路面の路面摩擦係数をそれぞれ演算する摩擦係数演算手段(100)と、 前記摩擦係数演算手段(100)で演算された前記左側輪(FL、RL)の走行路面の路面摩擦係数と前記右側輪(FR、RR)の走行路面の路面摩擦係数との差に基づいて、路面摩擦係数が左右輪間において異なるスプリット路面での制動中であるか否かを判定するスプリット判定手段(125)と、 前記制御モードとして前記増圧モードが設定されているときにスプリット制御を実行し、前記左側輪と前記右側輪のうち前記路面摩擦係数が高い側の前輪に対して、前記舵角偏差演算手段(110)にて演算された前記舵角偏差(driftvalue)の絶対値(|driftvalue|)に基づいて前記アンチスキッド制御における前記増圧制御の増圧制限をかけ、前記絶対値(|driftvalue|)が大きいほど前記増圧制御の増圧勾配を小さくする増減圧制御手段(150)と、を備えていることを特徴とする車両運動制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/176 ,  B60T 8/175
FI (2件):
B60T8/1764 ,  B60T8/1755 B
Fターム (22件):
3D246BA02 ,  3D246DA01 ,  3D246GA04 ,  3D246GB01 ,  3D246GB09 ,  3D246GB20 ,  3D246HA13A ,  3D246HA64A ,  3D246HA81A ,  3D246HB06B ,  3D246JB02 ,  3D246JB19 ,  3D246JB23 ,  3D246JB26 ,  3D246JB35 ,  3D246JB43 ,  3D246LA02 ,  3D246LA04 ,  3D246LA06 ,  3D246LA16 ,  3D246LA33 ,  3D246LA67
引用特許:
出願人引用 (10件)
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審査官引用 (7件)
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