特許
J-GLOBAL ID:200903061362807179

沸騰冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-112563
公開番号(公開出願番号):特開2003-028584
出願日: 2002年04月15日
公開日(公表日): 2003年01月29日
要約:
【要約】【課題】 放熱チューブ9内での冷媒蒸気と凝縮液との干渉を低減して冷媒の循環力を確保することにある。【解決手段】 放熱チューブ9は、蒸気用チューブ9Aと凝縮液用チューブ9Bとに分かれて使用される。蒸気用チューブ9Aは、ヘッダ10に挿入される上端部の挿入長L1がヘッダ10の板厚t1より大きく設定され、凝縮液用チューブ9Bは、ヘッダ10に挿入される上端部の挿入長L2がヘッダ10の板厚t1と同等に設定されている。これにより、凝縮液がヘッダ10から放熱チューブ9を通って冷媒容器に還流する際に、ヘッダ10から蒸気用チューブ9Aへ流れ込む凝縮液量が少なくなり、凝縮液用チューブ9Bを通って冷媒容器に還流する凝縮液量が多くなる。その結果、冷媒容器内で沸騰気化した冷媒蒸気の多くが蒸気用チューブ9Aへ流れ込み、スムーズな冷媒循環を実現できる。
請求項(抜粋):
受熱プレートと放熱プレートとの間に複数枚の平板部材を重ね合わせて内部に閉空間を形成し、この閉空間に冷媒を貯留する冷媒容器と、前記放熱プレート上に略直立して組付けられる複数本の放熱チューブおよび前記複数本の放熱チューブの端部同士を連結する1本のヘッダを有して構成される放熱コア部とを備え、前記受熱プレートの表面に取り付けられる発熱体の熱を受けて沸騰した冷媒が前記閉空間から前記放熱チューブ内へ流れ込み、前記放熱コア部で外気に放熱することで前記発熱体を冷却する沸騰冷却装置であって、前記複数本の放熱チューブは、前記ヘッダに挿入される挿入長が異なる第1の放熱チューブと第2の放熱チューブとを有し、前記第1の放熱チューブの方が前記第2の放熱チューブより前記挿入長が長く設定され、且つ前記第1の放熱チューブの端部が前記ヘッダの内表面より所定量突き出た状態で挿入されていることを特徴とする沸騰冷却装置。
IPC (5件):
F28D 15/02 ,  F28D 15/02 101 ,  F28D 15/02 102 ,  H01L 23/427 ,  H05K 7/20
FI (6件):
F28D 15/02 M ,  F28D 15/02 101 K ,  F28D 15/02 102 A ,  F28D 15/02 102 H ,  H05K 7/20 Q ,  H01L 23/46 A
Fターム (7件):
5E322DB01 ,  5E322DB06 ,  5F036AA01 ,  5F036BA07 ,  5F036BB01 ,  5F036BB43 ,  5F036BB60
引用特許:
審査官引用 (16件)
  • 特開昭57-000488
  • EGRガス冷却装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-267691   出願人:臼井国際産業株式会社
  • 沸騰冷却装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-268740   出願人:株式会社デンソー
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